Muchaだらけ
MuchaMuchaMuchaMuchaMucha
細かく止まる方の新幹線でちょこっとおりた駅前にて、ご飯食べようと思っても全くお店が開いていない...。というより時間が中途半端なのかなあ、と思いながら駅から放射線状に伸びておる道をそぞろ歩きです。時はまさに2001.12.30の押し迫ったころだから、お店が開いていないのも仕方がないかなあと思いました。年末の押し迫った地方の街です。ふと面白げな喫茶店が目に留まりドアから中をのぞいてみると...。
地方にありがちな、妙に趣味に走った喫茶店。店内はさながら美術館のようでありました。しかもかかっている絵は《Alphonse Mucha》一辺倒。というか、満載というか、てんこ盛りでありました。片方の壁に10枚、店内にあったのを全て合わせると多分30枚は掛かっていただろうと思います。一瞬びびって入るのをためらってしまいました。でも外はひどく寒いのです。珈琲が飲みたい...! この喫茶店がたとえ常連ばっかのたまり場で、いちげんさんに冷たい目を向けられようと、この街には他に開いている喫茶店など皆無だ! 思い切って入るしかないのだ!! おお、珈琲はポットサービスだった。やりぃ。お店のおっさんが奥に入ったのを見極めてシャッター押したら 「写真は撮るな!」という罵声が聞こえてきた。お店の少女趣味さかげんとはイメージが大違いのだみ声だったです。
ちなみにトイレの中にも数点のMucha。近くにあったパソコンの壁紙も勿論Mucha。この人は自宅も多分Muchaだらけだというのは想像に難くありません。頼むから数を押えて、月替わりで掛けるとか、テーマを決めるとかして頂戴ませ。でも、ここに通ってくるお客さん達はこの打ち込みようが好きなんだろうか。初めての人はなかなか入る勇気が出ないかもしれない。気の弱い人ならこの圧迫感にやられてしまいそうなお店でした。

02/01/02