浅草・隅田川の花火
浅草はあたしの庭のようなものです。と言っても、何時も行くところは決まっているのですが、今日は久し振りに浅草散歩と洒落込みました。銀座線浅草駅から雷門方面へ出てみると、隅田川の花火のせいか芋を洗うような人の波です。少しだけ、その雑踏を楽しんでから、するりと横道に...。
仲見世は何時来てもにぎやかで、華やかです。外人さんご用達のぺらぺら着物やかつら、小物、そして名物人形焼き。お祭りが好きならここに来ると一年365日お祭り気分が味わえます。新仲見世からオレンジ通り、浅草ロックを行ったり来たり。でも今日はこの夏一番の暑さとやらで、目まいがしそうなくらいなのです。喫茶店も何処も満員だからと言いながらも、一軒一軒覗いてみるのがまた楽しいのです。浅草寺の境内のかき氷なんかもいいなあ...。
浅草神社の境内は何故か何時も空いているので、こちらでしっかり祝詞を上げてお参りしました。浅草寺の方はお線香の煙を浴びただけで、お寺の中に入る勇気はありません、階段にもびっしり人が座っていて、立錐の余地もないとはこのことだなあ。
裏の方に廻ると『喜劇人の碑』がひっそり立っているのを知っていましたか?このあたり、浅草ロックから巣立った喜劇人が日本の喜劇を支えていたのです。
お腹が空いて、食べるものにも困ってしまう浅草です。沢山入りたいところがあっても身体は一つだからねえ。大黒屋の天丼、並木蕎麦も捨てがたいし、河豚はこの時期にはちょっとだけど。ああ、麦とろもあったなあ。そんなこんなで迷った揚げ句に○○屋のどぜう鍋にしました。国際通りからちょっと入ったところです。お店が綺麗になってからは初めて行ったけれど、ここの雰囲気は大好きです。お店のオネエサン達(一応形でこう呼ぶのです)がいいんです。お品書きもあるけれど、壁一杯に貼った短冊を見て注文します。どぜうはやっぱり《まる》がいいでしょうね。まるのまんまのどぜうが鍋に入っていて、それにネギを山盛り載せていただきます。勿論《ぬき》と言ってはらわたと骨をとったのもあるけど、それじゃあ味気ないのです。そして柳川。ごぼうが美味です。ウナギのお茶漬けを頂いて、大満足でした。お客様もなかなか粋です。絽の着物の女性と、麻の着流しに角帯の初老の男性、汗が引くような爽やかさでした。年に何回かは、欲を言うなら一月に一遍くらいは浅草の風に当たりたいものです。どぜうは精が付くよ、夏バテなんかどっかに行っちゃいました!! あっ、いけない、花火を見るのを忘れちゃった...。
02/07/31