劇場は文化の吹きだまり ― 六本木
もともと芝居小屋というものは妖し気な場所にあったのでしたねえ。お江戸の芝居小屋といえば隅田川辺りに見せ物小屋などとごっちゃになってあったと聞きます。それがいつの間にか演劇というと、芸術だのなんだのと文化の香りが一杯の高級な趣味のように思われがちですが、ここ、老舗の劇場の横には大変艶めかしいものが鎮座しているのでありました。場所も有名な繁華街と思し召せ。大東京の代表的なおしゃれな若者の街ではありますが、そのど真ん中に白昼堂々と店開きしているのでございます。どうしてどうして、ある意味趣味の街と呼ぶのが相応しいのかもしれません。
しかし、劇場の前に立って見上げると、いきなりこういう物体が目に入るなどまさに雑多な文化が生息しているものだと感慨もひとしおでございます。特に交差点付近では大変にナイスバディなお姐さんがたや、ばちっと決めたお兄さんがたが客引きに余念が無く、あたし共のような素人には道を歩くにも緊張の連続でございます。でも、いくら取材のためとはいえ、こういう種のお店には入れないのだなあ...。
02/11/10