BLOGブログ

2015年12月1日

『AKEGARASU  明烏 転生』顔合わせ本読み!

ここ半年ほど準備をしていた『AKEGARASU 明烏 転生』の顔合わせです。
今回のプロジェクトは、今までの体制を大幅に変えて、私はプロデューサーをしておりません。
近しい方々が、公演のたびにぼろぼろになっている私の状態を見て下さっていて、作演出に集中したら〜ということでの体制変更です。

そうは言っても、オーディション、打合せ、あれこれ。やはり大変な紆余曲折でした。
無から有を生み出すのは生半可なことではありませんので。

新内剛士さんに『明烏』を!と言われて何年経ちましたでしょうか。
昨日の顔合わせの時に新内さんが、出て頂いた「恋せよ乙女」が終わって、新内さんの会に伺った後、四谷付近の飲み会の時に「『明烏』を下敷きにしたものをやりたい」と声をかけて頂き、すっかり盛り上がったのでした。
私も文学座時代に親しんだ新内ゆえに心はすぐに『明烏』にと向かったのです。
新内さんのお父さまは人間国宝の新内仲三郎師ですが、実は若かりし頃、何度かご一緒したことがあり、その時のツーショットの記念写真も、新内宅と私宅とで発見された不思議。縁があったのでしょうと心強く思いながらの日々でした。

今回一緒にタッグを組んだ脚本家の平野靖士さんに現代部分をお願いし、私は時代部分を担当するということにして、そのジョイント部分はまた二人で考えるということ。これがまたとても面白い作業でした。初めての経験ではありますが、いつも一人で書いている孤独感とは違って楽しかったです。

そしてこの座高円寺1での日本劇作家協会プログラムとしての新作書き下ろし公演と言うことで、身の引き締まる思いもあり、今までとは違う安井ワールドを構築したいと思います。

チラシにも大きな意味があります。見て頂ければ分かりますが、色々な意味でー裏と表の物語でございます。

そして、キャストが全て決まり、脚本も上がり、スタッフのみなさまにも恵まれて、この顔合わせ本読みで一同が集結し、本当に素敵な船出が出来たと思います。

後は仕掛け花火を打上げるだけ。

きっと立派な花火を打上げてくれるだろうというキャスト•スタッフ陣でございます。

どうぞみなさま1月14日初日、座高円寺1までお運び下さいませ。


Comment (0)